〜〜〜 くらさんの大阪うぉーきんぐ 〜〜〜 No.015 九条下町おもしろウォーク 〜大阪名物・粟おこしの名店から大阪ドームまで〜 |
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■大阪に来てから、ずーっと気になっていた「安治川の川底トンネル」・・・どんなんになってるのかなぁ? いつか行ってみようと思っていました。 その川底トンネルを組み込んだウォーキングマップがありました。 さっそく出かけました。
■九条駅周辺の商店街(キララ九条商店街、ナインモール九条商店街)は、かつては九条新道と呼ばれる大通りで、芝居小屋、寄席小屋、映画館が10軒余りも並んで「西の心斎橋」とまで称されました。現在では下町情緒が溢れる商店街として愛されています。下町グルメを満喫しながら、九条の歴史にふれてみましょう。 |
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■JR環状線「西九条」からスタートです。 |
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@ 安治川河底トンネル |
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■かつて安治川上流には、マストの高い船の航行に邪魔にならないように、ロクロを利用して旋回させる可動橋の安治川橋(俗に磁石橋)が架かっていました。 しかし、明治18年(1885)の淀川大洪水によって安治川橋に多くの橋の残骸が絡まって危険と判断されて爆破されました。 ■その後も大阪中央卸売市場などへの大型船の航行が多いので橋は架けられず、河底にトンネルが掘られ、昭和19年(1944)に完成しました。 |
■世界的にも珍しい大型エレベーターが設置され、輸送トラックなども行き来しましたが、現在では人と自転車のみが通行可能です。ちなみにトンネルができるまでは源兵衛渡しがありました。 |
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■左側がエレベータ、右側が階段です。 |
■階段は川底より低い所まで下りていきます。 |
■エレベータ内部です。 広いです。 |
■地下道の中央に警備の人が見張っています。 |
■反対側のエレベータです。 |
■出口です。(左:階段、右:エレベータ) |
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A とらや(粟おこし店) |
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■昭和30年代頃まで安治川から四国方面へ貨客船が運航されていました。そのお客さんが買い求めたのが大阪土産の粟おこし。当時から現在に至るまで、伝統の手作り粟おこしの名店として地元住民に愛されています。 |
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■店舗工事中でした。 |
■この写真は、とらやさん(1918年創業)から借用 |
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B ミューラシア(元・伊藤鉄工所) |
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■日清・日露戦争の頃、木津川付近に造船所が作られ、ボルト、ナットといった船具を作る鉄工所も集まりました。伊藤鉄工所も80年余りネジ切りを行ってきた鉄工所ですが、現在は改装して和風の貸スペースとなっています。外観は普通の町工場ですが、扉の向こうには癒しの空間が広がっています。 |
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■マップではこのあたりなのですが・・・ |
■見つけられませんでした。 |
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C キララ九条商店街 |
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■明治25年(1892)頃から続く、約600メートル、約200店舗の商店街です。元は九条新道と呼ばれる大通りでしたが、戦前は芝居小屋、寄席小屋、映画館が10軒余りもあって、近くには松島遊郭などもあったので大いに賑わい、「西の心斎橋」とまで称されました。 |
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D SL館(共永興業株式会社) |
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■鉄鋼専門商社・共永興業株式会社の創立20周年を記念して、昭和49年(1974)に開館しました。本社1階ロビーに保存展示された蒸気機関車C57148機は会社が休日の日であっても建物外からガラス越しに見ることができ、その迫力には圧倒されます。 |
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E ナインモール九条商店街 |
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■約300メートル、約100店舗の商店街です。大阪ドーム型のシュークリームを売る店があるなど、近鉄バファローズが大阪ドームを本拠地としてから商店街全体でバファローズを応援しており、別名「バファロード」といいます。ここも元は九条新道でした。
■近くには大阪のミニシアターとして「第七藝術劇場」(淀川区)と双璧をなす「シネ・ヌーヴォ」があり、大阪の通好みな映画ファンの期待に応えています。 |
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F 大阪市電創業の地碑 |
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■明治36年(1903)、九条新道の花園橋を起点に築港埠頭までの約5キロメートルに大阪市電が開通。公営による電気鉄道は日本初の快挙でした。
■翌年(1904)には、これまた日本初の試みで「2階付電車」が走り、これは路面電車の上に長椅子が並ぶテント屋根付きのデッキを備えたもので、夏は「納涼電車」、冬は「魚釣り電車」と呼ばれて一躍、大阪名物となりました。この「2階付電車」は市電創業50周年記念のさいに模擬電車が作られ、現在、緑木検車場(住之江区)に保存されています。 |
■その後も大阪市電は拡張し続け、最盛期には総延長約110キロメートルまで路線が拡大、市電としては東京都電に次ぐ規模に達しました。
■大阪市民に愛された市電でしたが、戦後は高速道路主体、自動車偏重の都市計画が進む中、昭和44年(1969)にその栄光の歴史を終えました。ちなみに大阪市電2601形電車は現在でも広島電鉄(900形電車)として現役で活躍中です。 |
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G 天満宮行宮 |
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■天満宮行宮が松島の地に移るまでは、戎島と呼ばれていた川口の現・本田小学校あたりにありました。
■天神祭の舟渡御が木津川まで来ていた頃の様子が錦絵に残されていますが、これは戎島時代の天満宮行宮です。京町堀川下流の地に天満宮の御旅所が定められたのは1640年代後半頃とされ、それまで鉾流神事にて御旅所を決めていたのがこれを機に御旅所は常設されることとなりました。(以後、鉾流神事は約300年中止されました。) |
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■常設から約30年後に御旅所は戎島に移転されました。それから約200年後、明治時代に入り、外国人居留地が川口にできたことから御旅所は移転を余儀なくされ、明治4年(1871)に松島の現在地へ移転しました。
■戦前は松島からお迎え船が盛大に出ていましたが、地下水汲み上げによる地盤沈下で橋が下がり、舟の航行ができなくなって戦後は中止されました。 |
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H 京セラドーム大阪 |
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■平成9年(1997)に大阪ガス工場跡地に完成。東京ドーム、福岡ドームに次ぐ日本3番目のドーム球場です。
■プロ野球のオリックス・バファローズの本拠地で、阪神タイガースも主催公式戦の一部を開催しています。草野球向けの一般貸し出しも可能です。施設命名権(ネーミングライツ)売却で、平成18年(2006)から呼称を京セラドーム大阪としています。 |
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■大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線「ドーム前千代崎」から帰りました。 |
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★ 【今日のアクティビティデータ】 歩数:14,691歩 距離:10.7km 移動階数:20階
※この記事のマーカー「■」以降は、ガイドマップからの転載です。 |
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