←Back

〜〜〜 くらさんのふらっと散歩 〜〜〜

No.067 淡嶋神社〜怪奇・髪の毛が伸びる人形のある神社  (2011.09)

 

皆さんご存知であろうか・・・TVでも放映された「髪の毛が伸びる人形」のことを・・・

和歌山県・加太にある淡嶋神社にその怪奇の人形が安置されているらしい。この話を杉さまから聞いて、調査に出かけた。(No.066 友ヶ島 の後編です)

 

Photo-085-s

Photo-091-s

廃墟となった要塞の島を無事に脱出した3人の探検隊(隊長:かっちゃん)は空腹を満たすため食料の調達に加太港近辺を廻った。旅館や海鮮レストラン・寿司屋があったが…高い。

隊長:「次のミッションである淡嶋神社の方に向かったら何かあるかもしれない」

隊員:「アイアイサー」

ってことで、淡嶋神社に方位をとり前進を開始した。

 

Photo-092-s

神社にはすぐに着いた

参道・境内には3軒の土産物販売兼食事処があった。

 

店頭では貝を焼いていた。いい匂いが鼻をついてくる…

 

隊長:「ここにしようか」

隊員:「アイアイサー」

ということで一番奥の「魚一商店」に入った。

Photo-093-s

Photo-094-s

まずはビールで乾杯〜

イワシの一夜干しを焼いてもらった

ビールを追加した

サービスでウニクラゲを出してもらった

ビールを追加した

おく貝(だったかな?)を焼いてもらった

隊長は持参の焼酎の水割りを飲みだした

ビールを追加した

イカ焼きを焼いてもらった

隊員も焼酎の水割りを飲みだした

・・・・・だんだん夕方が近づいてきた

Photo-096-s

Photo-095-s

Photo-098-s

Photo-097-s

店内では店のおばあちゃんが、干しあげたテングサ(この地方の特産らしい)をチマチマとゴミ取りをしている。時間がゆったりと流れていく。

 

隊員:「そろそろ出ましょうか」

隊長:「そうだな、そろそろ帰るか…」

隊員:「いやいや、神社に行くんです」

隊長:「そうだった…」

 

ということで、本日の第2ミッション開始

この淡嶋神社は、全国に1,000社以上も点在する淡嶋(あわしま)神社や粟嶋(あわしま)神社、淡路(あわじ)神社の総本社である。 由緒正しき神社で、婦人病祈願として、婦人病の治療や安産、子授けなどにご利益があることでも有名だ。 婦人病祈願では女性が自身の使用済みの下着を奉納するという珍しい祈願が行われている。 それ以外にも、裁縫などで使う針を奉納することでも有名で、毎年28日には針祭が行われている。(‘和歌山市HPより)

Photo-099-s

Photo-100-s

Photo-102-s

なんじゃこりゃぁ〜

本殿の左側には日本人形がビッシリ。日本人形は恐い印象もあるが、舞を踊る姿の日本人形がこれだけ並んでると圧巻で、美しくもあるが…やはり不気味だ。

 

 

Photo-113-s

Photo-114-s

この淡島神社、境内には2万体を超える人形が奉納されているそうだ。 雛人形や市松人形だけでなく、招き猫やお面まで・・・ありとあらゆる人形が奉納され、境内には沢山の人形がひしめき合っている…。

 一見、異様な雰囲気と普通の人なら「恐い!」と感じるその見た目から、心霊スポットのような扱いでテレビや雑誌で紹介されたりもしているらしい。 実際、髪の毛が伸びると噂される菊人形も奉納されているという。

加太淡嶋神社の起こり

その昔、神功皇后が三韓出兵からお帰りの際、瀬戸の海上で激しい嵐に出会いました。

沈みそうになる船の中で神に祈りを捧げると、お告げがありました。

「船の苫(とま)を海に投げ、その流れのままに船を進めよ。」

その通りに船を進めると、ひとつの島にたどり着く事が出来ました。

その島が、友ヶ島です。その島には、少彦名命と大己貴命が祭られていて、

皇后さまは助けてくれたお礼の気持ちを込めて、持ち帰ってきた宝物をお供えになりました。

 その後、何年か経ち、神功皇后の孫にあたられる仁徳天皇が友ヶ島に狩りに来られ、

いきさつをお聞きになりました。そこで、島では何かとご不自由であろうと、お社を対岸の

加太に移され、ご社殿をお建てになったのが、加太淡嶋神社の起こりとされています。

(加太観光協会HP

Photo-104-s

Photo-106-s

Photo-103-s

ダルマも奉納されている。みんな左目が入っているので、役目を果たしたダルマなのだろう。

 

奥には招き猫が沢山。じっと見てみると、夫々の猫に個性があるように見えてくる。

 

ここにある人形群は、何処かの家庭や店舗などの人間の目に入る場所で、その生活や子供の成長を見守り、そして大切にされてきたのだろう。 そして、役目を終えてここに奉納されているのだと思われる。

それぞれの歴史を経てここにやってきたんだなと思うと、感慨深いものがある…

Photo-107-s

Photo-105-s

男びな女びなの始まりは、淡島神社のご祭神である少彦名命と神功皇后の男女一対のご神像であるとされています。また、雛祭りが三月三日になったのは、友ヶ島から対岸の加太へのご遷宮が、仁徳天皇五年三月三日であったことから。

雛祭りの語源も、スクナヒコナ祭が後に簡略化されて、ヒナまつりと言われるようになったとされています。

歴史ある淡島神社には、長い時代を静かに生き抜いてきた見事な雛人形が、数多く残っています。この多くは、紀州徳川家から奉納されたものです。

姫君誕生のおりに、その初節句には必ず一対の雛人形が奉納されました。古文書には、姫君たちの名前である寛姫様・菱姫様・芳姫様献上の記述も見られます。今も、その雛人形には、親のやさしい思いが息づいています。 (淡島神社HPより)

 

髪の毛がのびる人形の拝観は5名以上〜

事前の予約が必要だそうです

(料金大人700円、小人500円也)

 

 

隊長:「次は何処に行くんだ?」

隊員:「もう帰るんですよ」

隊長:「そうだった…」

 

Photo-120-s

Photo-123-s

Photo-124-s

Photo-129-s

Photo-127-s

南海加太から和歌山市までは往路と同じローカル線、和歌山市から難波までは17:29発 サザン44号の座席指定(+500)で帰りました。

Photo-131-s

←Back No.066

Next No.068

 

←Back