〜〜〜 くらさんのふらっと散歩 〜〜〜 No.045 鹿児島・大分・富山のコラボ〜自宅で雪見酒 (2008.02) |
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■2月のある休日・・・大阪に雪が降った。明け方から降り出した雪は街路を白く覆っていた。 「よっしゃ!、今日は雪見酒と洒落込もう」ってことで冷蔵庫の中を検索開始。 ・・・おいおい、ふらっと散歩じゃないのかぁ?・・・それも鹿児島・大分・富山ってなってるぞ〜・・・大丈夫です。ちゃんと散歩してくるからね。 |
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■明け方から降り出した雪は街路を白く覆っていた。人や車がときおり通るだけで、通りは静まりかえっていた。
■雪見酒に必要なものは・・・まずは酒。 過日の法事後に富山の親類から贈ってもらった「大吟醸 満寿泉 [寿]」がある。
満寿泉 大吟醸〈寿〉木箱入り 1800ml 10,000円 (税別) 原料米:山田錦 精米歩合:40% 日本酒度:+5 アルコ−ル分:17度以上〜18度未満
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■ちょっと雑学 満寿泉は、富山の日本海に面した東岩瀬にあります。 かつて北前船(地元ではバイ船と呼ぶ)の交易で栄えた廻船問屋の町家や料亭のたたずまいに往時の繁栄が漂います。桝田酒造店はこの界隈のなかほどに蔵を構えています。 満寿泉の酒造りは毎年10月の最初の大安日に始まります。 田んぼの刈入れが終わり冬支度をして、奥能登から三盃杜氏以下賄方の料理人も含めて18名の蔵入りです。春の田植えの時期まで日曜日はもちろん正月も普段と同じ仕事が続きます。 富山という地は海の幸、山の幸にふんだんに恵まれ、当然舌が肥えます。日本酒も新鮮な素材を活かす事が求められます。立山連峰からの膨大な雪解け水が富山湾に注ぎ込み富山ならではの甘海老やシロエビ、寒ブリ、バイ貝、ホタルイカ、ズワイガ二が育ちます。さらにあじ、さより、きすなどの小魚の種類の多いこと。深い雪の下から芽吹く山の精気を蓄えた山菜の数々はまさに精神的な薬膳です。 自然の味がこく凝縮した素材には、綺麗であるが味のしっかりした旨い満寿泉はこうして磨かれています。(Masuizumiより) ・・・旨そうでしょう〜 |
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■酒の次は肴だ、冷蔵庫の捜索開始〜。 ありました・ありました。アオさんに貰った「豚味噌」一瓶。
■ちょっと雑学(黒豚みその由来) 鹿児島では薩摩藩・島津の時代より「豚を食する文化」があり、もちろん冷蔵庫がない時代でしたので様々な保存方法が発達していました。 その代表的なものが鹿児島県特産品である「豚みそ」なのです。 |
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保存によいとされる味噌と豚肉のコラボレートであり、竹筒に入れて旅の携帯保存食であったり、西南戦争時に兵士などが豚をつぶして食し、その残りを味噌と混ぜて長期野戦の滋養のある食料でもあったといわれています。今でも家庭で作られるところもあり、非常に歴史を感じる食品であります。(富士食品HPより) |
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■「大吟醸 満寿泉 [寿]」、桝田酒造のハイエンドモデルである。(そんな言い方はしないだろ〜)香りが華やかでありながら嫌みがない。しっかりとした味でありながら重くない。鮮烈でありながら落ち着いている。・・・ウ・マ・イ! ほろ酔いの頭の中に、外の冷え込んだ雪景色と富山の風景がオーバーラップしてくる。 桝田酒造かぁ・・・能登地震の時に岩瀬までポートライナーに乗って行ったっけ…(富山を散歩した気分) |
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■しばらく富山にトリップした後、 「豚味噌・・・鹿児島かぁ、よかところばってん。・・・行ったことないけど。桜島があったよなぁ・・・USJも桜島だったよなぁ・・・」なんて事を考えながら、今度は鹿児島にトリップ(これで鹿児島も散歩した気分)
■なんだかお腹がすいてきたので熱々のご飯に豚味噌(最もポピュラーな食べ方で旨いとの事)。豚肉を炒めて調味味噌で練り上げ、砂糖・生姜を加えた味・・・シンプルだが旨い。 |
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■食べすすんでいくうちに、砂糖の甘味がしつこく感じてきた。「う〜ん、最初が旨かったが・・・そうだ!あれだ!」と冷蔵庫へ。
■冷蔵庫から取り出してきたのは、「柚子胡椒」の瓶詰め、これをご飯の上の豚味噌にトッピング。 味噌の甘さが柚子の香りと塩で相殺されてなかなかGoo!。後にくる爽やかな辛さもいけますよ〜。 う〜ん、これを肴にもう一杯だけ飲もーっと |
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■ちょっと雑学 柚子胡椒(ゆずこしょう、ゆずごしょう)とは、唐辛子とユズの果皮のペーストに塩をブレンドして熟成させた調味料の一種である。大分県特産とされ、九州北部では一般的な調味料として知られている。(Wikipediaより) へぇ〜大分特産なんだぁ〜 |
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■鹿児島産の「黒豚味噌」と大分特産の「柚子胡椒」で富山の銘酒「大吟醸 満寿泉」・・・素晴らしいコラボレーションであった。 大阪にいながら雪見酒で富山・鹿児島・大分にトリップ散歩〜ばんざーい! |
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