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〜〜〜 くらさんのふらっと散歩 〜〜〜

No.023 祖谷(徳島県)〜かずら橋探訪 (2000.09)

 

日本の三大秘境・・・ご存知でしたか? え、知らないって・・・うんうん、教えてあげましょう。

岐阜県の白川郷、徳島県の祖谷、宮崎県の椎葉村 この三箇所が日本の三大秘境なのです。

誰が決めたんだ?理由はなんだ?そこんところをはっきりしろ!・・・まあまあ、落ち着いて。 とにかくそういうことなんだからね。  

・・・ってことで、祖谷(いや)のかずら橋へ行ってみましょう。

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祖谷のかずら橋は日本三奇橋の一つです。三大秘境の三奇橋・・・きっと凄いところに違いないと期待と不安を抱えて四国に渡りました。(ここのところは「No.22四国〜四国の四県をいっきに制覇」をご覧ください。)

 

かずら橋は二箇所にあります。地図の@は祖谷のかずら橋、Aは奥祖谷の二重かずら橋 です。

まずは、@祖谷のかずら橋へ

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かずら橋に行くには、通常は国道32号を南下して大歩危を越えたところから祖谷トンネルを抜けていきます。今回は祖谷口から祖谷渓谷沿いの県道32号(あれ?、国道と県道が同じ番号だなぁ・・・でも間違っていません)を走りました。

 

あいにくの曇天、小雨まじりの悪路(がけっぷち・狭い・くねくね)でした。

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くねくね道の難所といわれる(言われてないかな?)七曲(ななまがり)に着いたところ、高さ200mの断崖絶壁に祖谷渓谷の小便小僧が!

・・・上の写真を撮るために近くまで寄ったが、足がすくんでガクガク・・・

祖谷の子供たちが岩の上に立って小便ができるかできないかの度胸試しをしたことが由来だとか。アホちゃうか?

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ここが「@祖谷のかずら橋」です。渡券売り場で500円を払うと橋を渡ることができます。

 

日本三大奇橋のひとつであり、国の重要文化財にも指定されている「かずら橋」。 山野に自生するシラクチカズラで編まれた吊り橋は、全長45m、幅2m、水面からの高さ14mだそうです。 歩くたびにユラユラと揺れるし、橋板の隙間が広くてスリル満点!。

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ちょっと雑学

祖谷のかずら橋は古文書によると、7〜13の橋が存在したとされる。最古のものは、1646年の「阿波国図」にかずら橋が7つ存在したと記録されている。また1657年「阿波国海陸度之の帳の写」の祖谷紀行には13のかずら橋があったとされる。

 

起源はその昔、弘法大師が祖谷に来たとき困っている村民のために架けたとか、あるいは平家の落人がこの地に潜み、追手が迫ってもすぐ切り落とせるように葛を使って架設したとの伝説もあるが定かではない。

 

このかずら橋は日本三奇橋の一つであり、重要有形民俗文化財である。大正時代に一度、ワイヤーを使った吊り橋に架け替えられたが、1928年に地域振興目的でかずら橋が復活された。ただし安全のためワイヤーによる補強は現在も行われている。 3年に一度架け替えが行われており、約2週間を要する。材料である太いかずらの調達は年々困難になってきており細いかずらを撚り合わせて使用しているという。

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次のかずら橋は、祖谷川を上流に向かって約30Km山奥にあります。 三大秘境の祖谷、その奥に「原始的な橋」が待っている・・・行かねばならぬ。

・・・またしても細い崖っぷちのくねくね道を走ります。

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ここが「A奥祖谷の二重かずら橋」です。

こちらの橋は、男橋と呼ばれる長さ42mのものと、女橋20mが並んで架かっています。

 

またまた入場料(500円)を払い、渡ってみます。(せっかく来たからには、渡らないと意味がないよね)

今日は天候が悪いせいか、@祖谷のかずら橋も人が少なかったけれど、A奥祖谷の二重かずら橋は奥まった場所にあるので、もっと少ないでした。

 

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男橋は昔の生活道にかけられた橋を復元したものだそうです。 また、女橋は男橋よりも小さく、上流側にかけられてあります。
周囲は原生林があり、眼下の祖谷川は源流に近いので、水の透明度は高く、水温の低い水です。

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帰路は「No.22四国〜四国の四県をいっきに制覇」をご覧ください。

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