〜〜〜 くらさんのふらっと散歩 〜〜〜 No.016 久安寺(関西花の寺12番霊場)〜梅雨の紫陽花 (2006.06) |
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■ 夏もなほ心はつきぬあぢさゐのよひらの露に月もすみけり 藤原俊成
訳:寝苦しい暑い夜でもしみじみと悲哀を感じるものだなぁ・・・ 紫陽花の四ひらの花びらについた露に澄んだ月の光が宿っているのを見たら。 ・・・こんな感じかな?
・・・ということで、梅雨空の下に紫陽花(あじさい)を観賞に久安寺にふらっと散歩。 |
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■ちょっと雑学 久安寺は高野山真言宗のお寺で、行基が千手観音を本尊として開基したとつたえられる。優雅第一といわれる楼門は国指定重要文化財。関西花の寺12番札所として知られ、春はボタン、ヒラト、夏はアジサイ、シャクナゲ、秋は紅葉、冬はろう梅・山茶花と、四季を通じて様々な花を堪能できるそうです。
■交通量の多い国道沿いに久安寺の楼門があります。この楼門は閉鎖されていました。左にカーブする見通しの悪い道路のすぐ横にあり、ここからの出入りは危険との判断だからかもしれません。 |
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■アジサイは現在いろいろな色の品種が売られています。青、白、ピンク、紫、赤に緑・・・でも本来の日本のアジサイは青だったそうです。アジサイについてよく言われる話ですが、土壌が酸性だと青くなり、アルカリ性だと赤くなります。もともとの日本の土壌は酸性であるため、日本古来のアジサイは青だそうです。
■「アジサイ」の語源は一説によると、「青い花が集まっている」ので、集めるの意の「あづ」に青の意の「さ藍」で「アヅサアイ」から「アジサイ」となったということです。 |
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■梅雨から夏にかけて咲くアジサイは、七変化と言われるように咲いているうちにだんだん色が変化していきます。そのためか花言葉は「移り気」です。そんなアジサイ、原産は日本なんだって。 |
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■昔はアジサイが原産地の日本で好かれなかったそうです。 理由の一つに、色が変わるからなんだってさ。白から青、赤へと変わるなど、節操のない花、というのです。アジサイにはかわいそうな話だよね。 |
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