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〜〜〜 くらさんのふらっと散歩 〜〜〜

No.011 茶屋町〜廻転いか焼き「天六屋」(2007.10)

 

茶屋町は、会社からの帰路に乗る阪急電車の駅である。

阪急梅田茶屋町口向かい、NU chayamachi入口北隣に今年に開店した「いか焼き屋」があり、食してみようと思って何度も前を通っていたが、閉店が21:30のため、なかなかそのチャンスがなかった。

今回はC級グルメ?の有吉氏と、この店を訪ねた。

 

この店は大阪炉ばた焼・居酒屋の「力丸グループ」の店であった。

 

そもそもイカ焼きとは、「関西発祥で大阪のポピュラーな粉物(こなもん)料理である。小麦粉の生地にイカを入れて焼き、甘辛いソースを塗った食べ物であり、もちもちした腰のある食感で、ふんわりしたお好み焼きやたこ焼きの食感とは、まったく異なるものである。」

出典: フリー百科事典Wikipedia

・・・となっているが・・・

 

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いか焼きの起源は古く“明治末期にはもはや存在していた”との証言もある。当初はせんべい職人の賄いに、せんべいを焼くときに使用する挟み込み焼き上げるように作られた鉄板を使い焼いて、食されていた物が次第に店頭で販売されるようになった。(いか焼き本舗サイトより)

広く知られるようになったのは、梅田の阪神百貨店内に1957年に出店したお店がきっかけであり、これを機に人気が出て扱う店が増え、縁日等の臨時店舗や移動車での販売もある。阪神百貨店地階の軽食コーナー「スナックパーク」内での販売は、行列ができることで特に有名で、一日に一万枚以上の売り上げがあるという。

この店のメニューはイカ焼きのみであり、右のお品書きのとおり、

 ・しょうゆ味

 ・ソース味

 ・八丁味噌

 ・コチュジャン

 ・みそ味

 ・醤油味  がある。

しょうゆ味と醤油味の違いは何であろうか・・・

私  :「右端の醤油味をください」

店員 :「右端?・・・いっしょです」

私  :「・・・あっそ」

次回は八丁味噌とみそ味の違いをしらべなくては。

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イカ焼きは押しつけることで気泡が抜け、小麦粉に含まれるグルテンにより強い腰のある独特の食感が特徴である。販売されるイカ焼きは専用の業務用イカ焼き機でプレスする。家庭用イカ焼き機は握力が必要で、業務用のプレスと比べ食感は劣るそうである。

 

200℃程度の高温に熱した鉄板を上下から押しつけることにより、短時間(約30秒程度)で焼き上がるため、狭い場所でも大量に作れるとのことであった。

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ちょっと雑学

 

業務用のイカ焼き機器としての元祖は1950年代に、シルバー産業有限会社(大阪本社)が阪神百貨店 地下スナック・パーク内、通称阪神いか焼き店からの開発依頼により、特別注文生産機械として、 上下・ガス赤外線シュバンクバーナー仕様の7連式を導入、機械幅が余りにも広いため、焼き上がった いか焼きを機械の端から端まで、手渡し出来ないため、商品移送コンベアーを機械奥上部に備えた。

 

1960年以降、阪神いか焼きを堪能した、商業ベースを望む企業家の声に応じ、 シルバー産業有限会社は、量産型いか焼き機器の開発を開始し、1963年、量産型いか焼き機器 として、上部赤外線ガスバーナー仕様で、下部パイプバーナー仕様の上下熱源方式の違った、二連式キャスター付いか焼き機器が誕生した。後に上下同熱源を使う事での遠赤外線効果増大に伴い、いか焼き機器は、上下熱源とも 赤外線ガスバーナー仕様となった。

 

1980年代に入り、大型小売店舗フードコートやチェーン店舗方式の居酒屋店やお好み焼き店舗などが、 増加の一途を辿り、上記ニ連式キャスター付では、設置スペースが採れないという要望が多数 シルバー産業有限会社へ寄せられたことから、新型案件機材として、上下赤外線ガスバーナー仕様 402si型卓上1丁式いか焼き機器が誕生した。更に1985年、前出居酒屋チェーン店舗から 「上下に突き出ている、鉄板を挟み込む"鉄の棒"が邪魔であるので、切断して欲しい。」の要望に応え、上下赤外線ガスバーナー仕様402si型卓上1丁式取っ手タイプいか焼き機器が誕生した。

 

1987年、厨房環境のガスレス化の動きとパートさんアルバイトさんのマニュアル化増大に伴い、操作手順に熟練を要さないとの意図から、熱源に強力な赤外線シーズヒーターを用いた電気仕様卓上1丁式いか焼き機器が、ニチワ電機株式会社より発売された。

出典: フリー百科事典Wikipedia

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