〜〜〜 くらさんのふらっと散歩 〜〜〜 No.002 うつぼ公園〜彫刻の森 (2000.10) |
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■大阪には、立売堀(いたちぼり)・丼池(どぶいけ)など地元の方でないと漢字で書けない地名がたくさんありますが、この靱(うつぼ)もその1つではないでしょうか。 緑が少ないといわれる大阪市。その中心部にある靱公園ですが、広大といっていい面積を誇っています。 面積約9.7ha、東西約800m、南北約150mの東西に細長い形。中央を南北に通るなにわ筋によって東園と西園に分かれています。 |
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■ちょっと雑学
うつぼ(靱)公園は、かつての大坂随一の魚市場、雑喉場魚市場(ざこばうおいちば)および靱塩干魚市場の跡地である。雑喉場魚市場は大阪湾などからの鮮魚を一手に扱い繁盛し、海部堀川(第二次大戦後埋め立て)沿いの靱塩干魚市場は干物や肥料にする干鰯などの海産物を全国から集めていたが、1931年の大阪市中央卸売市場の開場後に両方とも閉鎖され、大阪大空襲で廃墟となった。
戦後、進駐軍の小型飛行機用の飛行場となり、その滑走路跡地が現在の靱公園となったため、東西に細長い形をしている。大きな木が多数植わっており、緑の少ない大阪では貴重な都会のオアシスである。また、テニスコートが多く、テニスの国際的な大会もこの公園で行われている。かつては靱蹴球場というサッカー専用グラウンドがあったが、テニスコートの拡大に伴い、現在は閉鎖されている。 (靱公園ガイドより) |
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■靱公園の中央、なにわ筋沿いに楠永神社があり、大きなクスノキが目立つ。ここは古くからの神社でかつて海部堀川が横を流れており、靱市場の数少ない名残である。クスノキは戦後、飛行場建設の際に伐採されようとしたが、けが人やブルドーザーの故障が相次いだ。お祓いの際に神社の建物から白い蛇が出てきたことから「この木は神木なので切ってはいけない」という話になり今に残っている。 |
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