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02 青森県

 

日本100名城

4. 弘前城

5. 根城

続日本100名城

103. 浪岡城

Aランク(日本の100名城)

4. 弘前城 (青森県弘前市) 重要文化財・国の史跡・現存天守

弘前城は、陸奥国鼻和(はなわ)郡にあった城で、江戸時代に建造され、弘前藩津軽氏4万7千石の居城として、津軽地方の政治経済の中心地となった。
城は津軽平野に位置し、城郭は本丸、二の丸、三の丸、四の丸、北の郭、西の郭の6郭から構成された梯郭式平山城である。創建当初の規模は東西612メートル、南北947メートルに及んだ。現在は、堀、石垣、土塁等城郭の全容がほぼ廃城時の原形をとどめ、天守のほかに8棟の建築物が現存する。現存建築はいずれも、国の重要文化財に指定されている。

 (Wikipediaより転載) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%98%E5%89%8D%E5%9F%8E

取材:文子

 

天守。(国の重要文化財)
最初の天守は1609年頃に建てられた5重の建物でしたが1627年に落雷で消失し、その後長らく再建されませんでした。しかし、1810年にロシア船の津軽海峡往来の防備として、幕府の許しを得て辰巳櫓の改修を名目に層塔型3重3階で建てられました。


天守から見た岩木山と咲き始めの桜。
廃城後、津軽氏が城跡を借り受け整備し弘前公園になり、2600本もの桜の名所になっています。

二の丸東門。(国の重要文化財)
1611年の築城当初から現存する門です。
手前の桜は日本最古のソメイヨシノ。

内堀。

外堀。

5. 根城 (青森県八戸市) 国の史跡

根城は、陸奥国糠部郡(ぬかのぶぐん)にあった城で、本丸・中館・東善寺・岡前舘・沢里館の5つの館(曲輪)が連なる連郭式の平山城である。
南朝方に属する北畠顕家(きたばたけあきいえ)に従っていた南部師行(なんぶもろゆき)により1334年に築城され、南朝方の根本となる城という願いから「根城」と名付けたといわれる。以来「根城南部氏(八戸氏)」と呼ばれ八戸根城を本拠地とした。
1590年、三戸南部氏の南部信直は、天下統一を成した豊臣秀吉から、南部氏領全体の所領を安堵された。これにより根城南部氏は宗家の三戸南部氏の支配下に組み込まれた。また秀吉は全国の大名に向けて、各領内の諸城を破却する命令を下し、南部氏はこれに従って、三戸城を除く領内の城の大半を破却し、根城も館自体は残ったが城としての機能を失った。
江戸時代に入り1627年、盛岡藩主となった三戸南部氏により根城南部氏は遠野に移封となり根城は廃城となった。

 (Wikipediaより転載) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A0%B9%E5%9F%8E
 (八戸市博物館ホームページより転載) https://hachinohe-city-museum.jp
写真のコメントはWikipedia及び城跡内の案内板の説明や八戸市博物館ホームページを参照しています。

取材:文子

 


城郭配置図。(マル数字は説明文で使用)

旧八戸城東門。
1627年、根城南部氏が遠野へ移封され根城が廃城になると、盛岡藩主の南部氏は八戸を直轄地とし八戸城を築城しました。その後1664年、八戸藩が分立すると八戸城に藩庁が置かれました。
その八戸城の東門を移築したもので、現在は「史跡根城の広場」の入口になっています。

堀跡。(配置図@)
東善寺手前側にあった空堀で、敵の侵入を防ぐため深いV字型になっていました。

堀跡。(配置図A)
空堀ですが、現在でも1mほど掘ると水が湧くことから、堀底を水が流れていたことも考えられます。

中館址。(配置図B)
家来の屋敷があった場所です。

本丸。(配置図C)

木橋。
本丸へ入る堀には木橋が架かっていて、敵が迫ってきたときは橋を落としました。

本丸跡の復原図。
本丸跡には、発掘調査の成果をもとに、安土桃山時代の根城の様子が復原整備されています。

復原図は八戸市博物館ホームページより。

東門。
本丸へ入るときの正式な門と考えられています。

中馬屋。
来客の馬が繋がれていたところです。
その他に、当主の馬を繋いでおいた「上馬屋」、夜間や冬の間に馬を飼っていた「下馬屋」がありました。

納屋。
竪穴式で、地面を30cmほど掘っています。
納屋は本丸の端に寄せて建てられていました。

主殿。
当主が来客と会ったり、さまざまな儀式をとり行うための建物です。

主殿内部。

 

主殿・広間。
正月十一日の儀式の様子を再現しています。
鎧を着た年男が儀式を進めるそうです。

常御殿。
当主が寝起きし執務する建物です。

奥御殿。
当主の家族が生活する場所です。

工房。
武器や鎧などの製作・修理を行っていました。

鍛冶工房。
鎧や刀の部品などを作っていました。

板蔵。
当主や家族が使う道具や衣類などが収められていた建物と考えられています。

 

Bランク(続日本の100名城)

103. 浪岡城 (青森県青森市) 国の史跡

 

 

 

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